ちっちゃい母ちゃんの育児レポート

仕事大好き人間が育児休業して全力で育児を楽しんでみた。148センチの母ちゃんが書く、妊娠・出産・育児の赤裸々な雑記

補完食のススメ

健診などに参加していれば、
保健師さんやお医者さんなどから離乳食について指導を受けるかと思います。


しかし、歴史とともに補完食、離乳食について様々な考え方やデータが生まれています。

私は、私や夫がアトピーやアレルギー体質のため、普通の子よりもさらに慎重に補完食を始めたいと思いました。

そこで、個人的に補完食(離乳食)について調べ、考えていることを書きたいと思います。


・赤ちゃんの栄養と離乳について

今は世界的にも補完食(離乳食)は5,6ヶ月頃からはじめましょう、というのが一般的です。
産まれたばかりの赤ちゃんは、身体に蓄えていた鉄分で成長できるのですが、生後半年頃からは母乳だけでは鉄分が不足しはじめるからです。
また、ビタミンDも母乳のみだと不足することがあり、日光浴や魚などの摂取によって欠乏を防ぐことができます。

なので、生後半年頃から母乳以外の補完食を食べさせはじめることが必要になってきます。


しかし、日本ではそれに加えて遅くとも1歳半までに卒乳しましょうと言われます。
なぜかというと、母乳は口内を虫歯ができやすい環境にしてしまい、そこに補完食の食べかすが残っていると、虫歯の原因になるからです。


しかし、半年を過ぎると母乳が薄まるとか、
いつまでも授乳していると甘えた子になるとか
根拠のない話も聞かれます。


母乳の成分は、お母さんの栄養状態が大きく変わらない限りずっと変わらないという研究結果が出ています。
母乳にはお母さんの作った抗体や酵素が含まれており、未知の病原体や食物に出会い、適応を始める赤ちゃんの助けになります。


個人的な考えですが、消化器官の成長の観点からいっても、
1歳児はまだまだ未熟で、母乳やミルク以外の食品だけで栄養を摂るには、消化器官に多くの負担をかけてしまうんではないかと思うんです。 

いちばんわかりやすい消化器官である歯も、
奥歯まで生えそろうのは概ね1歳半以降です。
歯も生えそろってないのに、母乳やミルクをやめて固形の食べ物を食べさせるのは不自然なように思えます。


それに、私からするとどうしてもヒトの進化の歴史の中で、赤ちゃん用にわざわざおかゆを炊いたり、野菜や肉をすりつぶしたりしていたとは考えにくいのです。
(親がかみ砕いて与えていたのはあると思います。今よりミュータンス菌などの虫歯菌が人類に感染しておらず、また親の唾液に含まれる消化酵素により赤ちゃんの消化に優しかったかも。)


また、世界的に見ると、WHOでは2歳頃まで母乳を飲ませるのが望ましいとしています。また、WHOの発表している卒乳時期は平均4.2歳と言われています。
これは食糧難で幼児期にも授乳している国もあるので皆が皆そうと言う訳ではないと思いますが、
少なくとも日本の「1歳までに」というのはかなり早いんじゃないかな、と思います。


あくまで噂なのですが、日本が早い離乳を勧めるのには、ベビーフード業界が儲けを出すためというのも聴いたことがあります。


なので、我が家では1歳半までの卒乳は目指さないことにしました。
歯磨きをしっかり行いながら、1歳までは母乳を中心に、鉄分やビタミンを補えるよう補完食をあげていきたいと思っています。
(母乳製造元である自分のカルシウムやミネラルなどの栄養補給も忘れずに!)


・食物アレルギーについて

我が家では「経皮感作」と「経口免疫寛容」という考えを取り入れています。


経皮感作とは、湿疹に触れて取り込まれたアレルゲン(抗原)に対して、免疫反応が起こることです。
要するに、肌荒れしている時にアレルゲンに触れ続けるとアレルギーになってしまうということ。

それに対し、経口免疫寛容とは口から入ったアレルゲンに対して抗体を作るのを抑える身体の働きです。


赤ちゃんのアレルギーは、長らく消化器官の未発達によるものと考えられていました。

しかし、例えばアナフィラキシーショックが起きることがあり敬遠されがちなピーナッツですが、
ピーナッツアレルギーのリスクが高いといわれる鶏卵アレルギーの赤ちゃんの離乳食にピーナッツを取り入れたほうが、完全に除去した赤ちゃんよりも5歳のときの発症率が14%も低かったという研究があります。
↓参照
https://www.blog.crn.or.jp/lab/09/12.html

また、今まで離乳食中期からとされていた鶏卵も、卵黄であれば離乳食初期から与えても問題ないと見直され始めました。
むしろ、卵を早めに食べ始めた方が、遅らせた子や完全除去していた子よりも発症率が低いという研究もあります。


このようなことから、
アレルギーを防ぐためには、アレルゲンとなるたんぱく質を消化器官(腸管)から取り入れることも大切なのではないかと思いました。

しかし、アナフィラキシーショックが心配される食品もあるため、
食品それぞれについて調べ、適当な時期にあげていきたいと思います。



経皮感作は皮膚科の先生から言われたのですが、
アレルギーのことがなくても肌荒れして痒いのは辛いと思いますし、その場所に卵や魚が付いたら普通に痒いだろうな、と思うので、
普段からのスキンケアや補完食を始める前に治療することを気をつけようと思いました。

ちなみに個人的に長らくステロイドを使っていて、出来れば子どもにはステロイドを使いたくないな、と思っていました。
しかし調べたところ、短期的にステロイドをつかうよりも、肌荒れしている時に食品やハウスダストなどの様々なアレルギーを発症する方が、生涯的に影響が心配され、リスクが高いと思いました。

・まとめ

以上のことから、私は以下の結論を出しました。

・我が家では5,6ヶ月から鉄分やビタミンDを補えるような補完食をゆっくり食べさせはじめ、1歳までは母乳を中心とした食生活とする

・補完食の目安である何g、とか何回食、何倍粥とかに捕らわれず、赤ちゃんの機嫌やうんちの形状などを見ながら本人が食べられる量・形状でゆっくり進める。

・2歳までは本人が欲しがる限り授乳を続ける。

・補完食を食べたあとや就寝前の歯磨きを徹底する。

・アレルギーの心配のある食品を食べさせる時はワセリンで皮膚を保護し
食べ終わったらきれいに拭き取る。

・卵は5ヶ月に入り、補完食になれ始めたころ卵黄から与える。
乳製品は7ヶ月以降ヨーグルトから与える。牛乳は1歳になるまでは与えない(ヨーグルトはアレルギーになりにくく、乳製品のアレルギーは11ヶ月頃までの発症が多いため)。
ピーナッツは妊娠中、授乳中自分が摂り、赤ちゃんには9ヶ月頃から少量与える。


素人の考えですが、一生懸命調べて考えた結果の結論なので
責任と少しの自信をもって、我が家ではこんな感じで補完食をすすめたいとおもいます🌱