ちっちゃい母ちゃんの育児レポート

仕事大好き人間が育児休業して全力で育児を楽しんでみた。148センチの母ちゃんが書く、妊娠・出産・育児の赤裸々な雑記

産後1ヶ月で乳腺炎を発症した話。発熱と関節痛と頭痛と疼痛。

赤ちゃんが産まれて2週間前後でなる人が多いと言われている乳腺炎ですが、
私は産後1ヶ月でかかり、その後も何度もおっぱいが詰まっています。

乳腺炎は、
母乳が乳腺で詰まってしこりのようになり、痛みや熱を持ったり、
詰まったところで感染症を起こすと、発熱や頭痛、寒気や関節痛、倦怠感などを引き起こします(ちょうどインフルエンザみたいな感じ)。

私は母乳育児をしたいと思いながらも乳腺炎がこんなに辛いとは思っておらず、大変な思いをしました。
何よりもおっぱいが痛いと、生活の動作すべてが苦痛になり、我が子を抱っこするにもお世話にをするにも痛みがついてまわります。
本当にストレスです。


私は今「牛蒡子」という漢方を飲んでいて
2,3日あれば自力でつまりを取れるようになりましたが
ここまでの紆余曲折を書きたいと思います。

乳腺炎発症

1ヶ月健診から帰ってきて、夕方。
息子、寝る。寝る。寝る。

疲れちゃったんだね~。
お母ちゃんも一休み…。


って、痛あー!!!


18時頃目を覚ましたらおっぱいがガチゴチ。
胸の張りを通り越して、岩石が入ってるみたい。

寝ても起きても痛い…。
動くたび痛い!!!

屈んでも座っても痛い。とにかく痛い。


どうやらおっぱいが詰まってしまったようで。
しかし夜だったので取りあえず寝ることに。
母(乳腺炎経験者)は授乳すれば治まるというし…。
 

そこから夜間も授乳するも、しこりは全然取れず…。
しかも授乳するときも乳首が痛い!!

結局あまり眠れず、朝になりました。


何だか寒気がして、高熱が出る予感…。
仕事に出る母を見送り、布団で休むも寒気に耐えられず、息子が寝たのを見計らってあっつーいシャワーを浴びました。

ちょっと寒気はマシになったのですが、
頭はガンガンするし、関節も痛い。

(これ、乳腺炎じゃなくてインフルエンザ…?)

熱をはかったら39.2℃。

わーぉ、これは病院行こう。
昨日健診で行ったばっかりなのに(泣)
 

1ヶ月過ぎたけど、産院に連絡で良いのかな?と思いつつ、頼れるのは産んだ病院だけ…。
電話で症状を伝えると、「診れますよ~」とのありがたいお言葉…。
タオルを2枚、バスタオルを1枚持ってくるように言われました。

タクシーを呼び、息子を抱えて病院へ向かいました。
インフルエンザだったら他の妊婦さんや赤ちゃんに迷惑すぎるので、申し訳程度にマスクもして。


産院で受付をして、検温したら39.8℃。
息子を膝に乗せてぐったりしていたら、個室に案内され、横にならせてくれました。

そして助産師さんによる診察と、乳腺マッサージ。

痛ーーー!!!


マッサージって聞くとさ、気持ちいいのかと思うじゃない?
乳腺マッサージは悶絶する痛みでした(笑)
例えていうなら、すねを強打する感じの痛みをぐりぐりおっぱいで感じているような。
陣痛とはまた違った痛み。
ついつい「いでで…」と声が出る。
助産師さんも「痛いよねー。」と苦笑い。


持ってきたタオルは乳腺マッサージで出てきた母乳を受け止めるためのものでした。

 
そんなマッサージを受け続けること30分あまり。
おっぱいのしこりが取れてきて、寝ても立っても痛い!ということはなくなりました。
ありがたや…。
息子も良い子でいてくれました。


その後先生の診察で、抗生物質と解熱鎮痛剤を貰い、次の日もマッサージを受けにくることに。
乳腺炎って、感染症も起こすと咳のないインフルエンザ(+おっぱいがアホみたいに痛い)みたいになるのね…。

実家にはベビーシートがなかったのと、
母は仕事があったのでタクシー通いで。
サヨナラお金…。

 
ちなみにその週の土日に自宅へ戻る予定だったのですが、
どうなることやら…。


次の日(木曜日)も乳腺マッサージをうけ、
「明後日自宅に戻れるでしょうか…?」
助産師さんに相談すると、
本来であれば数日様子をみてから再度診察、としたかったところだけど、
明日またマッサージするから、自宅に戻って週明けにまたそちらの病院にかかってね。と。

幸い熱も下がり、週末に自宅に戻れることに。

乳腺炎を抱えての移動と家事は不安でしたが、実母が応援に来てくれることになり、甘えることに。


次の日(金曜日)も乳腺マッサージを受け、
痛いながらもほぼしこりは取れて、
痛みからも熱からも解放されました。


世界が…輝いて見える(泣)

また、自分でできるセルフケアとして
乳首のまわりのマッサージや圧迫授乳(別の記事で書きますね)を教えてもらいました。


土曜日に自宅に戻り、
休み休み荷物をしまったりごはんを作ったり。
母にも息子を見ててもらいながら
日曜もゆっくり過ごしました。


月曜日。
妊婦健診で32週まで通っていた産婦人科に連絡し、
乳腺を見て貰うことに。

産婦人科につき、先生に話すも
おっぱいの様子を見もせずに
漢方を処方されて終了…。
 

大丈夫なんだろうか…と思いつつも
漢方を飲み飲み、土曜日。

38.2℃。
おっぱい痛い。
頭痛い。

再発した(笑)
しかも産婦人科がやってない土日に…!

夫に「息子のお世話以外何もできないからよろしく!」と宣言し、土日は痛みに耐えながら過ごしました。
 
月曜日、熱は下がっていましたが産婦人科に行き
今度はマッサージを受けるられることに。

助産師さんも、
「先生、これは漢方ではダメそうです!」
と言ってくれ、抗生剤を出してくれることに。
 

帰ってきて抗生剤を飲み、やっと痛みがひきました。

しかし、息子に飲ませても飲ませても母乳が作られる感覚があり、木曜日にはまたしこりができてしまいました。

またしても産婦人科に行き、乳腺マッサージをしてもらいましたが、しこりは取れず。
今ある薬で治らなかったら、もうミルクへの切り替えか、外科手術をした方が良いと言われました。


乳腺炎がひどくなり膿が溜まると、
外科手術で乳腺を切って膿を出す必要が出てくるんだそう💦💦ヒィィ
 
それは絶対嫌だ!と思い色々調べたところ、
「牛蒡子」という漢方が乳腺炎に効果があるとのこと。
(つまらなくなる!というハーブティーもありましたが、食事で)


ネットで見つけ、わらにもすがる思いで購入。
到着を待つ間にも、みるみる母乳が作られ、しこりが増える恐怖が…。
搾乳機で搾乳しても、手で絞ってもなかなか出てきません。

到着し、早速服用すること3日間。


なんと、詰まりが取れました!


まず1日目に3回飲んだ時点で
立っても屈んでも痛かったしこりが
触ると痛い、くらいに改善しました。
また、どんどん母乳が溜まっていく感じがなくなりました。


その後牛蒡子を飲みながら
乳首マッサージや圧迫授乳も続けていると
3日目には詰まりが取れて、だばだば母乳が出ていきました。
乳栓と呼ばれる白い粒もずっと詰まっていたのですが、それも3日目に取れました。


詰まっていた母乳は塩分が増えるので
赤ちゃんが嫌がる場合が多いらしいのですが、
息子は相当おおらかなのか、寝ぼけていたからなのか、全部飲んでくれました…。

実際自分で舐めてみましたが、
生暖かい牛乳に塩が入ってるみたいで
美味しくなかったです…💔
ごめんよ、ありがとう息子…。


そこからは、詰まったら牛蒡子を飲み、
マッサージと圧迫授乳をすることで、ほぼほぼ病院にかかることなく今現在(8ヶ月)まで来ています。
(5ヶ月のとき一度だけ乳腺マッサージを受けました。)


私はおそらく乳腺が細く、食べたカロリーによって母乳が余計に作られてしまうタイプだということもわかりました。

なので、食べ過ぎたと思ったらすぐに運動するか、搾乳をして
詰まりそうになったら水分を沢山取ったり、牛蒡子を飲んだりして血液や母乳の流れを良くする、という対策が有効だったのかと思います。


多分、人によって乳腺炎になる原因も様々だと思いますが、これから母乳育児をされる方にちょっとでも参考になればと思います。
世の中のお母さんが一人も乳腺炎にならなくなりますように…。